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2005年04月20日

生演奏を聴かなければ始まらない!!

 今日は自由ヶ丘で佐藤達也さんの演奏を聴いてきました。まあ、演奏内容はさておき、今回思ったことがあります。よく先輩方から言われることですが、「お前の演奏は本当に吹きたくて、吹いているのか?」と言われたりします。でもですね、今日思ったことは、仮に自分が本当に吹きたいときに吹いたとして、本当にいい演奏になるのかな?ということです。いや、このたぐいのアドバイスは間違ってはいないと思うのです。むしろ、言葉のニュアンスが違う!吹きたいときに吹くというのは、わるく言えば自分勝手なニュアンスを内包します。現実の現場ではそうではない。

 では、どのような言葉がいいのか?といえばむしろボクは「その現場でおこっている音楽が、自分ができる範囲内で一番すばらしくなるように演奏する」という言葉を使います。音楽を目を閉じてジッと聴いてみると、ドラムが聴こえてきます、重なるようにしてベースがかぶさり、時折ピアノのサウンドが聴こえてくることでしょう。それは透明なセロハンに絵を書き、それを何枚か重ねて1つの絵画を造る行為と似ているかもしれません。じゃあ、その重なり合った絵に、いかなる絵を重ねたら全体としての絵画がもっともすばらしいものになるのか?その役割を担うのがフロントであると言えます。

 ですが、ボクを含め通常の人はこの段階以前の段階でつまずくことでしょう。それは、まずドラム、ベース、ピアノがすべて重なり合った状態で聴こえていないのです。見えてもいません。なぜでしょうか?

 今日のライブを聴いて、ボクなりに思ったことは、ボクたちは日頃「CD」というデジタル信号を聴くだけで満足していることが大半です。ですが、デジタル信号はデジタル信号。音の波そのものは非常にフラットな振動を鼓膜が感知します。したがって、ドラムが何をしているのか、ピアノが何をしているのか印象に残りづらい。なぜか?均一な差異のないデジタル信号だからです。

 対し、生の演奏というのは、フラットではなく立体なのです。ドラムが叩いた音の振動と、ベースアンプから出てくる音の振動は、鼓膜が感知するものとしてはCDとは比べ物にならないくらい立体的に聴こえます。丁度、飛び出す絵本のように。さらに、このような立体の振動は、耳に体感として記憶する性質があると思います。分かりやすく言うと、聴こうとしなくても全身で勝手に感知し、認識していくように鍛えればなるのではということです。

 これが、JAZZでいう耳がいい人ということであると思いました。もちろん音程を聴き取るというのもそうなのですが。では、どうすればこのように体感できるようになるのかと言うと、結論として、生演奏を聴く絶対量と比例するのではないでしょうか。昔のミュージシャンは毎晩のようにジャズクラブに入り浸っていました。考えてみれば今の人達よりセンスがいいのは比例関係からも明らかな気がします。

 ボクらのような駆け出しは、今練習している時間の3割は削って、プロの生演奏を聴く時間に割り当てた方が、将来的にみて効率的な気がふとしました。では、今日はこの辺で。

この記事へのコメント
>結論として、生演奏を聴く絶対量と比例するのではないでしょうか。

こんにちは。Beyondさんのブログのリンクをたどってきました。

納得する部分と、かならずしもそうではないという部分があります。確かに生演奏を聴くことはいい刺激にはなるでしょう。それには賛同しますが、それはCDでも同じでも同じだと思います。ようは各楽器が何をしようとしているか?という点に意識を向けられるかだと思います。そういう意識がなければ生演奏であっても、CDと同じではないでしょうか?

さらに聞き取ったことを練習、セッションでアイディアとして実践してみることでよりリアルなジャズになるのではと思います。ジェイミーは練習相手にはなってくれますが、自分が発した音に対しては何も反応してくれませんので・・・・。

いきなりで失礼しました。
Posted by はしもと at 2005年07月04日 08:20
はじめまして。ジャズピアノをやっている永田ジョージと申します。

100%同じ意見です。CDばかり聴いていると、スケール感や
リズム感はある程度「理解」できても、グルーブやスイングが
身に付くスピードは圧倒的に遅いです。

めちゃくちゃスイングしているグループの生演奏を
目の前で見ると、彼らがどうリズムを取っているのか、
2&4のビートをどこで感じているのかが手に取るように
わかります。

因みに、Syncopationというカルロス管野さんが
CDプロデュースしたボーカルグループがいるのですが、
先日初めて生で見たところ圧倒的な立体感を感じました。

その立体感を感じた上で、もう一度CDを聴くと
音やリズムの構成が見えるんですが、生で見る前は
何も見えませんでした。

CDばかり聴いていても上手くならない。同意。
Posted by ジョージ at 2005年07月29日 01:40
>はしもとさん

貴重なご意見ありがとうございます。
確かにCDを聴くのは大切だと思うのです。
だけど、私が思うにCDだけを聴いているのだとしたら、それは音楽のもつ本質的なモノが何であるのか全く理解できないのではないでしょうか?
深刻な事実は、CDを聴いているだけのことが、音楽鑑賞というような文化が出来上がってしまっていることです。生演奏を聴かない人が増えている事実がまずい現状だと思います。
私が言いたかったのは、CDを聴くことに意味が無いと言うのではなく、生を聴かないと意味が無いと言いたかっただけなのですね!
すいません!生意気いって!
Posted by チャーリー at 2005年07月30日 07:10
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